ブルガリアの歴史と精神文化において大師と仰がれる人物といえば、ペタル・ダノフをおいて他にありません。
ダノフ大師は、宇宙や自然と社会における人間の位置と役割について教えを説き、また文化、倫理、心理学、医学、音楽などを精神レベルでいかに理解するかを中心テーマとして幅広い講演を行いました。そこから呼吸法、瞑想、精神集中などのトレーニングも派生しています。 師が創始したパネウリスミーは現在、アメリカ、カナダ、フランス、ロシア、コンゴ、オーストリアを始めとする多くの国に普及し続けています。
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ペタル・ダノフ、すなわちダノフ大師の思想が、ブルガリアにポジティブな役割を果たしてきたことに疑いの余地はありません。その最たる証拠として、1999年プロブディフで開催された欧州文化月間で紹介されたこと、またその提唱者として「ブルガリアの精神的リーダー、ブルガリア史上最も影響力のある100人」の中に収録されたことが挙げられます。
1989年以来、ブルガリア国営放送で放映されたダノフ大師とその思想学校に関するドキュメンタリーの数は、15編にも及んでいます。
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